RTX 4080 SUPERはどのぐらい高性能?
ゲームがどれぐらい快適なのか知りたい
おすすめゲーミングPCは?
こんなお悩みを解決するため、RTX 4080 SUPERの性能とおすすめゲーミングPCをまとめました。
今回、ZOTAC GAMING GeForce RTX 4080 SUPER 16GB TRINITYを自腹で購入。
ゲーム別ベンチマークやAI画像生成の速度を計測し、どのぐらいの性能かまとめました。
- ゲームを高フレームレートでガチプレイしたい
- 高画質で快適にゲームを遊びたい
- ゲームもクリエイティブも快適にこなせるPCがほしい
この記事をめば、RTX 4080 SUPERが希望を叶える性能かわかります。
自分が求める性能だとわかったら、当サイトで厳選したおすすめゲーミングPCを掲載しているので、そちらからご購入ください。
\高性能PCでライバルに差をつける!/
RTX 4080 SUPERの特徴
- WQHD(2560×1440)~4K(3840×2160)がメインターゲット
- FHD(1920×1080)で使うと、高フレームレートを維持し続けられる
- ガチ勢・プロゲーマー向けとして最適
- 高解像度モニターを使うゲーマーやクリエイターに最適
- 最大消費電力320Wで少し電気代がかかる
RTX 4080 SUPERはWQHD(2560×1440)~4K(3840×2160)をメインターゲットとしたGPUです。
FHDで使うとガチ勢やプロeスポーツプレイヤーが求めるように、高フレームレートを維持し続けられるため、PC性能を気にせずゲームに集中できます。
また、RTX 4080 SUPERはDLSS 3.5やフレーム生成に対応。より高いフレームレートでさらに快適にゲームが遊べます。
RTX 4080 SUPERはFHD~4Kまで、どの解像度でも快適に使える高性能GPUです!
RTX 4080 SUPERの仕様
RTX 4080 SUPER | RTX 4080 | |
---|---|---|
GPUコア | AD103 | AD103 |
CUDAコア数 | 10240 | 9728 |
ブースト クロック | 2550 MHz | 2565 MHz |
ベースクロック | 2290 MHz | 2205 MHz |
VRAM | 16GB GDDR6X | 16GB GDDR6X |
メモリスピード | 23Gbps | 22.4Gbps |
メモリバス幅 | 256-bit | 256-bit |
メモリ帯域幅 | 736 GB/s | 716 GB/s |
L2キャッシュ | 64MB | 64MB |
DLSS | DLSS 3.5 | DLSS 3.5 |
ポート | HDMI 2.1a x1 DisplayPort 1.4a x3 | HDMI 2.1a x1 DisplayPort 1.4a x3 |
最大消費電力 | 320W | 320W |
システム 電源容量 | 750W | 750W |
補助電源 コネクタ | 8-pin X3 または450W以上の PCIe Gen5 | 8-pin X3 または450W以上の PCIe Gen5 |
発売日 | 2024年1月31日 | 2022年11月16日 |
GPUコアはRTX 4080と同じ「AD103」を採用。
RTX 4080 SUPERのCUDAコア数は、RTX 4080より512増加。
その他の仕様はRTX 4080とほぼ同じです。
4080 SUPERは価格が高いですが、ゲームやクリエイティブ作業がサクサクこなせる高スペックGPUです。
\高フレームレートが出せるPC!/
電源コネクタの注意点
今回使うZOTACのグラボは、補助電源に12VHPWR変換コネクタが付属していました。
電源が直接12VHPWRコネクタ出力できない場合、PCIe 8pin出力を3本使って変換できます。
RTX 4080 SUPERは最大消費電力が320Wです。PCIe 8pin 2本分岐の12VHPWRの場合、ケーブル仕様によっては電力不足でグラボが正常に動作しない可能性があります。グラボ付属の変換コネクタを使うか、PCIe 8pin 2本分岐の12VHPWRでも450W以上に対応可能なケーブルを使用してください。
RTX 4080 SUPERの価格帯
GPU | 平均価格 | 最安値 |
---|---|---|
RTX 4080 | 219,956円 | 167,800円 |
SUPER | RTX 4080184,890円 | 174,980円 |
4080 SUPERは、174,980円が最安値です。
4080の最安値が167,800円で、4080 SUPERの方が約7,000円高くなっています。
発売初期は4080 SUPERの方が低価格でしたが、4080 SUPERの販売数が減ってしまい、価格が逆転したようです。
4080 SUPERを取り扱うお店も減ってしまいました・・・
RTX 4080 SUPERのゲーム別ベンチマーク
ゲーム別のベンチマークは、3種類の解像度(FHD・WQHD・4K)で計測しています。
計測PC | Ryzen 7 9700X |
---|---|
マザーボード | ASRock B650 Pro RS |
メモリ | CORSAIR DDR5-6000MHz 32GB ※4800MHzで駆動 |
SSD | 1TB Gen4 |
CPUクーラー | DeepCool AK620 |
電源 | 1000W |
グラフィック設定は低設定やウルトラ設定など、ゲームによって軽い調整と重たい調整でベンチマークを取りました。
【軽量】エーペックスレジェンズ
FPSゲームの中では処理負荷が低めのApex。公平なベンチマークを取るために、訓練場で約3分間、走る・撃つ・ウルト使用などで計測しました。
低 | 高 | |
---|---|---|
FHD 1920 x 1080 | 299 fps (260) | 296 fps (200) |
WQHD 2560 x 1440 | 295 fps (156) | 282 fps (134) |
4K 3840 x 2160 | 265 fps (77) | 218 fps (79) |
低設定の場合、全解像度で平均260fps以上。FHDでは平均299fpsのプレイができるため、240fps張り付きも実現できます。
特にFHDでは処理が重たいシーンでも260fps程度までしか低下せず、バトルで不利になることが避けられます。
WQHDなどにモニター解像度を上げても、極端なフレームレート低下は起こさないため快適です。
実際にゲームプレイを行ったシーンでは、平均299fpsでプレイできています。ウルトを使っている最中でもフレームレートは落ちませんでした。
どの解像度でもPC性能を気にせず遊べ、モニター性能も活かしたゲームプレイが可能です。
【軽量】FORTNITE
フォートナイト(チャプター6)はDirectX12で計測しました。
実際にゲームプレイをして平均フレームレートを計測しています。
DX12 低設定 | |
---|---|
FHD 1920 x 1080 | 259 fps |
WQHD 2560 x 1440 | 273 fps |
4K 3840 x 2160 | 270 fps |
今回使用したPC(Ryzen 7 9700X+4080 SUPER)では、解像度が変わってもフレームレートに大きな変化はでませんでした。
解像度が低くなるとGPU使用率が低下し、一定レベル以上のフレームレートは出ません。逆に解像度が高くするとGPU使用率が上がり、フレームレートを高く保とうとします。
そのため、解像度によるフレームレートに大きな差は出ず、全ての解像度で200fps以上でプレイできました。
最低設定がおすすめな理由
FORTNITEのグラフィック設定は低設定がおすすめです。
設定を低くすることで高いフレームレートが出せ、さらに視認性が上がります。
設定を高くすると草木がリアルになりますが、敵が見えにくくなってしまいます。
プロのeスポーツプレイヤーは低設定かパフォーマンスモードでプレイされています。
画面のリアルさよりも、敵の見やすさやフレームレートを優先した低設定でプレイしましょう。
【中量】Call of Duty : Black Ops 6
Cod:BO6はFPSの中では少し重めのゲームです。ゲーム中に実装されているベンチマークで計測しました。
最低設定+FIDELITYFX CAS
最低設定 | 極限設定 | |
---|---|---|
FHD 1920 x 1080 | 262 fps | 148fps |
WQHD 2560 x 1440 | 235 fps | 110fps |
4K 3840 x 2160 | 145 fps | 62fps |
Codはフレームレート重視でプレイするため、最低設定にするユーザーが多いと考えられます。
FHDで262fps、WQHDでも平均235fpsでプレイできるため、ガチ勢やプロeスポーツプレイヤーも満足できる性能です。
高リフレッシュレートモニターの性能も十分引き出せますね!
【中量】FF14
FF14は処理が軽めのMMOゲームです。専用ベンチマークソフトで計測しました。
15000以上で「非常に快適」
FF14 | 標準品質 | 最高品質 |
---|---|---|
FHD | 35397 (267fps) | 非常に快適30369 (230fps) | 非常に快適
WQHD | 32004 (236fps) | 非常に快適23932 (176fps) | 非常に快適
4K | 20307 (141fps) | 非常に快適とても快適 13958 (99fps) |
FF14は4K 標準品質まで「非常に快適」となりました。
4Kの最高品質でも平均99fps出るので快適にプレイできます。
ここまでスコアが高いなら、どの解像度でも快適にプレイできますね!
【重量】サイバーパンク2077
PCゲームの中では重量級のサイバーパンク2077(Ver2.21)。ゲームに実装されているベンチマークで計測しました。
CyberPunk 2077 | 高 | レイトレ ウルトラ |
---|---|---|
FHD(1920 x 1080) | 178fps | 114fps |
WQHD(2560 x 1440) | 178fps | 104fps |
4K(3840 x 2160) | 112fps | 81fps |
サイバーパンク2077は、4Kのレイトレウルトラでも平均80fpsが出せるので快適にプレイ可能です。
また、サイバーパンク2077はDLSSとフレームジェネレーション(フレーム生成)が使え、さらに快適さを上げることができます。
フレームジェネレーションでfpsを上げる!
サイバーパンクはDLSSとフレームジェネレーション(以降FG)に対応しています。
4Kのレイトレウルトラでテストをしてみました。
※街中の特に重たい場所で計測しているため、ベンチマーク結果よりフレームレートは低いです。
WQHDのレイトレウルトラは平均60fps前後出ているため、FGを使えばさらに快適にゲームが遊べます。
FGオンにするとフレームレートがさらに上がります。限界までフレームレートを出したいときに使ってみましょう!
DLSSの説明は、ここをクリック
DLSS(Deep Learning Super Sampling)は、NVIDIAが開発したAIベースのレンダリング技術です。この技術は、低解像度の画像をAIを使って高解像度に変換し、ゲームのフレームレートを向上させることができます。
DLSSのメリット
- 高解像度の映像を実現:低解像度でレンダリングした映像をAIが補完し、高解像度の映像を実現します。これにより、より美しいグラフィックを楽しむことができます。
- フレームレートの向上:低解像度でレンダリングするため、GPUへの負荷が軽減され、フレームレートが向上します。これにより、よりスムーズなゲームプレイが可能です。
- パフォーマンスの最適化:AIがリアルタイムで映像を補完するため、常に最適なパフォーマンスが発揮されます。
DLSSは、特に高解像度でのゲームプレイやリアルタイムレイトレーシングを行う際に効果を発揮し、より高品質な映像と快適なゲーム体験を提供します。
FGの説明は、ここをクリック
フレームジェネレーション(FG)は、NVIDIAのRTX 4000シリーズに搭載されている新しい技術です。AIを活用して、実際にレンダリングされるフレームの間に新しいフレームを生成することで、フレームレートを向上させます。
FGのメリット
- フレームレートの大幅な向上:実際にレンダリングするフレームの数を増やすことなく、AIが中間フレームを生成することで、フレームレートを劇的に向上させます。これにより、より滑らかなゲームプレイが実現します。
- 遅延の低減:フレームジェネレーションは、低遅延でフレームを生成するため、リアルタイム性が重要なゲームでも高いパフォーマンスを発揮します。
- ゲーム体験の向上:フレームジェネレーションを活用することで、視覚的な体験が向上し、特に動きの速いシーンやアクションが多いゲームで効果が顕著です。
フレームジェネレーションは、特に高フレームレートが求められるeスポーツタイトルや、動きの激しいゲームで有用です。この技術を活用することで、より快適で没入感のあるゲーム体験が提供されます。
これらの技術を活用することで、最新のゲームでも高品質な映像と滑らかなフレームレートでプレイすることができ、ゲーミング体験がさらに向上します。
【超重量】フライトシミュレーター2024
超重量級のゲームのフライトシミュレーター2024。ディスカバリーのイェーテボリでフレームレートを計測しました。
フライトシミュレーター2024は激重です。
ウルトラ設定の場合、FHDでギリギリ60fpsという結果でした。
フライトシミュレーター2024はゆったりしたフライトが多いゲームなので、60fpsあれば十分楽しめますが、グラフィック設定は少し下げた方が安定しそうです。
次に、DLSSとフレーム生成を使ってテストです。
DLSSとフレーム生成を使うと、約2.2倍にフレームレートが上がりました。
4K ウルトラ設定の元フレームレートは約40fpsと若干低いですが、プレイは可能な範囲です。
フライトシミュレーターをより高いフレームレートでプレイしたい場合にDSLLやフレーム生成が有効であることがわかります。
フライトシミュレーター2024はかなり重たいゲームです。DLSSとフレーム生成を積極的に使うことをオススメします。
フレーム生成は万能ではありません。20fpsのゲームを60fpsに引き上げたとしても、ゲーム処理の重さは残ります。元が50fps程度出ている状態から、さらに快適にする機能と考えましょう。
YouTubeでライブ配信
9700Xと4080 SUPERのPC1台でYouTubeライブ配信をしてみました。チームデスマッチをプレイしています。
- 配信:OBS
- 解像度:WQHD
- ビットレート:12000 bps
- 映像エンコーダ:NVIDIA NVENC AV1
- Apexの設定:低
普通に走っているときで300fps前後。もはやフレームレートは落ちません。
至近距離の戦闘でも、298fps前後で撃ち合えます。
処理が重めのハンティングビースト中でも290fps前後でプレイ可能。
バトル全体では280fps~299fpsの間で推移するので、配信をしながらでも快適にプレイ可能です。
WQHD・低設定でライブ配信をした結果
- 平均fps:298fps
- 最高fps:300fps
- 最低fps:288fps
配信中でもPC性能を気にせず、バトルに集中できますね!
Stable DiffusionのAI画像生成速度
AI画像生成のStable Diffusionで、画像生成時間を計測してみました。
グラフのバーが短いほど、画像生成速度が速い。
Stable DiffusionをローカルPCで実行する場合、グラボ性能が速度に大きな影響を与えます。
特にRTX4070以上から急激に速度が速くなり、トライアンドエラーの時間短縮が可能です。
本格的に画像生成AIを使うならRTX 4070以上をオススメします。
RTX4080 SUPERがあると、高解像度でもトライアンドエラー時間が短縮できて作業がはかどります。
RTX 4080 SUPERのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
高フレームレートを維持して遊べる ガチ勢やプロゲーマーとも張り合える性能 4Kゲームも快適 GPU性能が必要なクリエイティブ作業に強い | 価格が高い 消費電力が高めで、電気代が心配 場合によっては電源ユニットごと交換が必要 |
RTX 4080 SUPERはプロゲーマーも使うほど性能が高いGPUです。
FPSシューター系などの高フレームレートを出したいゲームや、高負荷のシミュレーション系ゲームに最適。PCスペックを気にすることなくゲームに集中できます。
逆に、そこそこフレームレートが出ていれば良い。画質や解像度を落としても良いという方にはオーバースペックです。そう言った方はRTX 4070系を検討すると良いでしょう。
BTO価格は40万円~50万円(2025年1月現在)と、搭載CPUによって価格の幅があります。
価格は高いですが、RTX 4080 SUPERは高性能ゲーミングPCを求める方に最適です。
とにかく高スペックを求める方に最適です。
RTX 4080 SUPER搭載のゲーミングPC
RTX 4080 SUPER搭載のゲーミングPCを集めました。
各社、価格とパーツ構成が違うので、しっかりチェックしてから購入してください。
メーカー 商品名 | 仕様 | 備考 |
---|---|---|
高スペック 一押し! G-GEAR GE7J-X247/BH 参考価格: 484,800円 | CPU:Ryzen 9 9950X CPUクーラー: 水冷式 グラボ:RTX4080 SUPER チップセット:X870E SSD:NVMe 1TB メモリ:DDR5 32GB 通信:Wi-Fi 7 Bluetooth 5.4 電源:850W 80PLUS GOLD 公式サイトを見る | 別途送料2,200円 |
美しいPC! 幻界! STORM EK-98X3D48S 参考価格: 449,900円 | CPU:Ryzen7 9800X3D CPUクーラー:水冷240mm グラボ:RTX4080 SUPER チップセット:B650 SSD:NVMe 1TB メモリ:DDR5 32GB (16GBx2) 電源:1200W 80PLUS GOLD (ATX3.0 PCIe5.0対応) >>影界のレビュー記事 公式サイトを見る | 別途送料2,200円 |
最短翌日発送! GALLERIA XA7R-R48S 参考価格: 485,980円 | CPU:Ryzen 7 9800X3D CPUクーラー:水冷式 ASETEK 624S-M2 グラボ:RTX4080 SUPER チップセット:B650 SSD:NVMe 1TB メモリ:DDR5 16GB 電源:1000W 80PLUS GOLD 公式サイトを見る | 別途送料3,300円 沖縄・離島は 送料6,600円 |
G-GEAR GE7J-L242/BH
参考価格:409,800円
Core i7-14700KFとRTX4080 SUPERを搭載。
チップセットはB760、DDR5メモリー32GB、SSD 1TB NVMe。
シンプルな見た目ですが、業務にも対応できる高性能。
光らないゲーミングPCを求める方に最適です。
\光らないシンプルなPC/
STORM EK-98X3D48S
参考価格:449,900円
CPU:AMD Ryzen7 9800X3D
GPU:RTX4080 SUPER
メモリ:DDR5 32GB
SSD:1TB
水冷240mmCPUクーラーが採用されており、パーツ性能が高い構成になっています。チップセットにB650M、DDR5メモリー32GB、SSD 1TBなど、超快適なゲーム環境が作れます。
MBに接続されるケーブル類が、全て裏配線になっていて表に見えず、内部まで綺麗に魅せるゲーミングPCになっています。
\ナノダイヤモンドグリスにアップグレード中/
GALLERIA XA7R-R48S
参考価格:424,980円
Ryzen 7 9800X3DとRTX4080 SUPERを搭載。
チップセットにB650、DDR5メモリー16GB、SSD 1TB NVMeで、フルHDから4Kまで幅広く快適なゲームプレイが可能です。
最短翌日出荷と納期が早いので、急いでPCがほしい方はおすすめです。
\最短翌日出荷!╱
RTX 4080 SUPERグラボ検索
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