2023年5月24日午後22時から、RTX 4060 Ti(8GB)の販売が開始されました。
販売前の情報で、価格に対してパフォーマンスが良くないのではないか?とウワサが相次ぎ、販売当日はほとんど売れなかったようです。日本に限らず海外でも売れていない様子。
なぜここまで評価が悪いか気になりませんか?
私もNVIDIA RTX4060Ti(8GB)の購入を見送ろうか迷っていましたが、あまりにも評価が低いため逆に興味が出てきました。
けっきょく、MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OCを自腹で購入。
実際に使ってみた感想と、評価がよくない理由をまとめました。
RTX 4060 Tiが気になっている方がこの記事を読めば、期待した性能かそうでないかわかります。ぜひ参考にしてください。
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RTX 4060 Tiは言うほど悪くないよ!
RTX 4060 Ti(8GB)が売れないと言われる理由
RTX 4060 Ti(8GB)の評価がよくない、売れないと言われる理由は以下です。
- メモリ(VRAM)容量が8GBで期待外れ。
- メモリバス幅が128-bit。
- メモリ帯域幅が288GB/sと狭い。
- 期待していた性能に達していなかった。
- 価格が高い(特に日本)。
それぞれ説明します。
メモリ容量が8GBで期待外れ
RTX 4060 Tiに搭載されているメモリはGDDR6 8GB。RTX 3060 Tiも同じく8GBです。
RTX4070は12GBを搭載しており、価格面を見てもメモリ容量が増加されることが期待されていました。
最近の処理が重たいゲームではフルHDでもメモリ使用量が8GBを超えると言われています。
RTX 4060 Tiの情報が出たとき、メモリが8BGであることに海外レビュワーからも落胆の声が。



メモリ8GBあればフルHDゲームプレイで問題は起こりにくいんだけどね。
ただし、大きな画像の加工や動画編集、AIイラスト作成などクリエイティブ作業ではメモリ不足を起こす可能性が高まります。
メモリバス幅が128bit
旧世代のRTX 3060 Tiはメモリバス幅が256bitでした。
RTX 4060 Tiが128bitと半分に減らされているため、処理性能が低いのでは?と予想されました。
メモリバス幅が狭くなることでメモリ帯域幅も狭くなり、高い解像度の処理が不利になることが想像ができます。



これには驚き。半分に減らされると、性能が落ちたようにしか見えないよね・・・
メモリ帯域幅が288GB/sと狭い
RTX 3060 Tiはメモリ帯域幅が448GB/sでした。
RTX 4060 Tiは約35%低い288GB/sになっており、高解像度の処理に弱い印象があります。
NVIDIAはL2キャッシュを32MBに増加させることで、計算上は554GB/s同等の性能が出せていると公表しています。(RTX 3060 TiのL2キャッシュは4MB)
数字的に見て大幅削減されてしまったメモリ帯域幅の印象が悪く、評価が下がったといったところでしょうか。



実際に高解像度になればなるほどフレームレートが出にくくなるんだよな。やっぱメモリの影響だよね・・・
期待していた性能に達していなかった
RTX4000シリーズの販売が始まった当初、RTX4090が圧倒的な性能を見せつけるスタートを切りました。
ミドルエンドのグラフィックボードとして人気があった、RTX 3060 Tiより大幅に性能アップが期待されていましたが、実際には10%ほどの性能アップで期待より低かったことが評価を下げる原因の一つ。
さらにメモリ周りの強化がされず、フルHD向けとして仕上げられたRTX 4060 Tiにがっかりした人が多かったようです。
また、インターフェースが「PCI-E 4.0 X8」という点が性能低下されているように見えてしまいます。フルHDでゲームをしたとき、影響はほとんど感じませんが、PCI-E 4.0 X16が一般的になっている中、レーン数が減っている点にも引っかかりを感じます。



RTX4090がブチ抜きすぎて、後続も期待した結果かな。
価格が高い
RTX 4060 Tiの価格は399ドルと発表されました。
発売当時、日本では69,800円からになっていて、RTX 3060 Tiが5万円前半から購入できることから、価格が高い印象になったようです。
RTX3060や3060Tiを使っているユーザーから見れば、約7万円出して交換するほどのパフォーマンスはありません。
RTX2000シリーズやGTXシリーズを使っているユーザーからしても、RTX3060Tiの方が価格的にも性能的にも魅力があるように見えたと考えられます。



発売当初は高かったね。2023年8月現在、5万円後半まで落ちてきてるよ。
フルHDメインで価格が落ち着けば優秀なグラボです
RTX 4060 Ti(8GB)の評価はよくなく、販売も賑わっていません。
RTX3060TiやRTX3070に近いゲーミング性能。これに対し7万円前後を出すメリットは少ないです。
もう少し時間がたてば価格も落ち着いてくるでしょう。
RTX 4060 Ti(8GB)は6万円前半なら買っても満足なレベルになります。



2023年8月現在、価格は5万円台に乗りました。性能を考えてもぜんぜん有りなグラボです。
RTX 4060 Ti(8GB)の仕様と特徴


RTX 4060 Tiの仕様を見ていきます。参考にRTX 3060 Tiの仕様と並べました。
RTX 4060 Ti | RTX 3060 Ti(参考) | |
---|---|---|
CUDAコア数 | 4352 | 4864 |
ブーストクロック | 2540 MHz | 1670 MHz |
ベースクロック | 2310 MHz | 1410 MHz |
メモリタイプ | 8GB GDDR6 | 8GB GDDR6X |
メモリスピード | 18Gbps | 14 Gbps |
メモリバス幅 | 128-bit | 256-bit |
メモリ帯域幅 | 288 GB/s | 448 GB/s |
レイトレーシングコア | 第3世代 | 第2世代 |
Tensorコア | 第4世代 | 第3世代 |
NVIDIA アーキテクチャ | Ada Lovelace | Ampere |
インターフェース | PCI-E 4.0 X8 接続スロット: PCI Express x16 | PCI-E 4.0 X16 |
DLSS | DLSS 3 | DLSS 2 |
ポート | HDMI 2.1 x1 DisplayPort 1.4a x3 | HDMI 2.1 x1 DisplayPort 1.4a x3 |
HDCP | 2.3 | 2.3 |
最大消費電力 | 160W | 200W |
システム電源容量 | 550W | 600W |
補助電源コネクタ | 12VHPWR(12+4ピン) PCIe x 1変換コネクタ または PCIe x 1 | PCIe x 1 |
発売日 | 2023年5月24日 | 2020年12月2日 |
価格 | 7万円前後 | 6万円前後 |
Amazon | RTX4060Ti | RTX3060Ti |
RTX 4060 Ti(8GB)の特徴をまとめると以下となります。
- フルHDがメインターゲットのGPU。
- 基本的な性能はRTX3060Tiに近い。
- フルHDなら、ゲームによってはRTX3070同等の性能。
- フルHDならほとんどのゲームが快適にプレイできる。
- メモリ帯域幅の影響か、4Kになると一気に性能が落ちる。
- 消費電力が160Wと省電力。(RTX3060Tiは200W)
- DLSS3にバージョンアップした。
RTX 3060 Tiと比べCUDAコア数は少なくなっていますが、ベースクロック、ブーストクロックは大幅に早くなっています。
NVIDIAによるとメモリバス幅が128bitと狭いですが、L2キャッシュを32MBに大幅増加。メモリ帯域幅は実質554GB/sになる設計だと主張しています。
仕様だけ見ると、このような設計になっていると知ることができず、メモリ幅が狭い印象が強く見えてしまいますよね。
実際は解像度が高くなると少なからず影響がでるのではないかと考えますが、後ほどベンチマークを紹介しながら解説します。
NVIDIAはRTX 4060 Tiを「The Ultimate Graphics Cards for 1080p Gaming」と言っています。つまり、RTX 4060 TiはフルHDゲーム用の究極のグラフィックカードであるということです。(NVIDIA公式サイト)
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MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OCの紹介


今回レビューしたグラボは、MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OCです。
オーバークロックモデルなので、RTX 4060 Tiの基本仕様より少しだけブーストクロックが高くなります。
製品名 | VENTUS 2X 8G OC | MSI GeForce RTX 4060 Ti
---|---|
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti |
CUDAコア | 4352ユニット |
メモリ | 8GB GDDR6 |
メモリインターフェース | 128-bit |
ブーストクロック | 2565MHz |
メモリクロック | 18Gbps |
バスインターフェース | PCI Express 4.0 x8 |
ディスプレイ出力端子 | DisplayPort 1.4a×3 HDMI 2.1a×1 |
補助電源 | 8ピン×1 |
消費電力 | 160W |
システム電源容量 | 550W |
外形寸法 | 約199×120×42mm |
重さ | 約546g |
MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OCは説明書以外に付属品が無く、とてもシンプルでした。
外観
MSI GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OCはツインファンモデルでサイズは小さめ。スリムなPCケースでなければ、問題なく搭載することが可能です。
グラボにはLEDが付いていないので、光らせることはできません。


裏面は黒いプラスチックの板が付いています。右側に放熱板が見える形状。


側面にPCIe8ピンの電源コードを差すコネクタがあります。
PCIe 8ピン一本で電源供給できるので、電源ケーブルがかさばることがありません。


グラボの重さは約544g。この重さならグラフィックボードをマザーボードに取り付けたときのサポートも必要ありません。


RTX 4090とRTX 4070を並べてみました。RTX 4070を見たとき、小さい!と思いましたが、RTX 4060 Tiはもっと小さいですね。
最近のグラボは巨大化が進んでいるので、2連ファンモデルというだけで小さいと感じてしまいます。





RTX4090でかすぎ・・・
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3DMarkのベンチマーク結果


3DMarkでRTX4000シリーズの性能比較をします。
ベンチマークの結果をそれぞれ表にまとめているので、参考にしてください。
Speed Way


DirectX 12 Ultimateの性能をテストするベンチマークです。
RTX 3060 Tiより10%ほど高い結果となりました。


Port Royal


リアルタイムレイトレーシングのパフォーマンステストです。
RTX 3070より高い結果が出ました。
RTX4000シリーズからレイトレーシングコアが第3世代になり、性能が上がっていることがわかります。


Time Spy


DirectX 12ベンチマークテストです。
Time SpyとTime Spy Extreme、どちらもRTX3070より高い結果になりました。
RTX3070より結果は良いですが、Time Spy Extremeはフレームレートが出ていません。画面のカクツキがひどいため、実用レベルではなかったです。


Fire Strike


Fire Strikeは高性能ゲーミングPCや、オーバークロックしたシステム用のDirectX 11ベンチマークです。
Fire Strike Ultra(4Kでテスト)になるとRTX3070に負けます。他はRTX3070より高い値が出ていますが、やはりメモリ帯域幅の影響が出ていると考えられます。


DirectX Raytracing feature test


処理負荷の高いレイトレーシングのテスト。fps(フレームレート)で計測します。
レイトレーシングコアのバージョンアップにより、レイトレーシング性能が高くなっていることがわかります。


Intel XeSS feature test


IntelのXeSS。アップスケーリング技術で、描画中のfpsを向上させます。


NVIDIA DLSS feature test


NVIDIA DLSSは画質調整とAIでfpsを向上させる技術です。
今後、DLSSに対応するゲームが増えてくるため、注目されている技術です。


DLSS 3のテスト
4000番台からDLSS 3に対応しています。以下はDLSS 3のテスト結果。
3DMarkのDLSS 3は4K解像度でテストを行います。


3DMarkの結果まとめ
- RTX 4060 TiはRTX 3060 Tiより10%~20%性能が高い。
- フルHDではRTX 3070を超える性能がでることがある。
- WQHD以上になるとRTX 3060 Tiに近い結果になる。
解像度が高くなればなるほどベンチマークの結果が下がっていくことから、RTX4060TiはフルHDがメインターゲットとなることは間違いなさそうです。
特に4K解像度ではRTX 3060Tiより結果が低くなることがあり、性能はフルHD~WQHDに限定されている感じがありますね。



RTX 3060 Tiと比べると、ちゃんと進化してるのがわかるよね。
ゲーム別ベンチマーク
専用ベンチマークソフトが無いゲームは、実際にプレイしてfps計測をしています。
計測には、MSI AFTERBURNERというfps(フレームレート)やCPU温度を記録するソフトを使いました。
Apex Legends


Apexは処理の軽いゲームです。グラフィック設定を低くすれば、多少古いグラフィックボードでも快適に遊べます。
Apexはグラフィック設定にプリセットがありません。ゲーム内のグラフィック設定を一番軽くした低設定と、全ての設定を高くした高設定で計測しました。


ApexはWQHDまでなら快適にプレイできました。
RTX3070よりもフレームレートが高く出ており、引っかかりなども感じません。
Apexは、もともと処理の軽いゲームでDLSSにも対応していないことから、必ずしもグレードの高いGPUが必要とは言えません。RTX3060Tiでも十分快適にプレイが可能です。
Call of Duty MW2


Cod MW2は処理が重たく、フルHDでもRTX 3060Ti以上が理想のゲームです。
プレイ時間が長くなりがちな、ドミネーションで計測を行っています。


RTX4060Tiは、WQHDのグラフィック最低設定までなら特に不自由なくプレイできました。
フルHDでは全体的にフレームレート(fps)が高めに出ていて快適です。
WQHD以上になるとfpsが出にくくなり、4Kではプレイ不可能と言っていいほどカクツキが目立ちます。
Cod MW2はDLSS3に対応しているので、さらにfpsを高くすることができますが、遠くの敵がボヤっとして見えにくくなるデメリットがあります。
RTX4060TiはフルHDで使うことを前提に使うことをおすすめします。
ファイナルファンタジー14


MMO RPGのFF14。画面上にたくさんのキャラやエフェクトが描画されますが、動作は軽いゲームです。
RTX4060Ti(8GB)は、RTX3060Tiと同じぐらいのベンチマーク結果となりました。
スコア15000以上で「非常に快適」判定になります。


気になるところは、高解像度になるとベンチマークの伸びが悪くなる点。
4Kになると、急にベンチマークが悪くなるところを見ると、メモリバス幅の影響が出ているように見えます。
フルHDやWQHDでプレイするなら全く影響なく、快適にプレイが可能です。
ファイナルファンタジー15


FF15は発売当時からグラフィックが重たいゲームと言われてきました。
FF15専用ベンチマークソフトで計測しています。
スコアが12000以上で非常に快適の判定になります。


フルHDなら、グラフィック高設定でもスコアが12000を上回ります。
RTX 3060 Tiよりも高いスコアが出ていて、快適にプレイできることがわかります。
4K解像度ではRTX 3060 Ti同等のスコアになります。FF15をプレイするならフルHDがターゲットと考える方がよさそうです。
Cyberpunk 2077


PCゲームの中では最強クラスの重さを持つCyberpunk 2077。
Cyberpunk 2077では、RTX4060TiとRTX3070がほぼ同等のベンチマークとなりました。






RTX4060TiはWQHDのグラフィック高設定まで快適にプレイでき、それ以上を狙うならグラフィックボードのグレードを上げる必要があります。
Cyberpunk 2077はDLSS3に対応しており、RTX4000シリーズであればDLSSフレームジェネレーションが使えます。
グラフィック設定を「レイトレーシング・ウルトラ」にして、DLSSフレームジェネレーションを使ってみました。
DLSSフレームジェネレーション | ||
---|---|---|
解像度 | OFF | ON |
フルHD | 73fps | 115fps |
WQHD | 55fps | 82fps |
4K | 33fps | 44fps |
上記のように、DLSSフレームジェネレーションを使うことでfpsを上げることができました。



DLSS3の効果すごい!これならWQHDでも快適に遊べる!
しかし、4Kなど解像度が高いときはゲーム中の操作にモタツキが出たり、メニュー画面が重たかったりします。
特にレイトレーシングの処理が重たく、解像度が高いときにDLSSを使っても完全に処理負荷の解消にならないことがあります。
fpsを上げたいときはレイトレーシングを低めの設定にするか、オフにすることをおすすめします。



DLSSがすごいと言っても、万能ではないということだね。
ゲーム別ベンチマーク結果まとめ
ゲームによってスコアの伸びはまちまちですが、基本的にフルHDでは高いスコアが出せています。
4Kになるとスコアの伸びはストップし、RTX 3060 Ti同等かそれ以下に落ち着きます。
ゲーム別ベンチマークの結果から、やはりフルHDがメインターゲット。ゲームによってはWQHDでも快適に遊べるといった性能であることがわかります。
RTX 4060 TiはRTX 3060 Tiにとてもよく似た特徴を持っていて、RTX3060Tiを使っているなら乗り換えるメリットはほとんど無いですね。



新規で買うならRTX 4060 Tiを選ぶ方がメリットは大きいと言えます。
RTX 4060 Ti(8GB)のメリット・デメリット


- フルHDなら高いフレームレートを出すことができる。
- RTX3070に近い性能が出せる。
- グラボ本体が小さく、ほとんどのPCケースに入る。
- 電源ケーブルが8ピン1本で済むので、配線がスッキリする。
- 省電力設計で、大きなPC電源が不要。
- 価格の割に飛びぬけた性能がない。
- メモリの搭載量が少ないため、クリエイティブ作業で使いにくい。
- 4Kになったとたん、急激にフレームレートが出なくなる。
- RTX3000シリーズを使っている人が乗り換えるメリットが無い。
フルHDのゲームをメインとしたグラボと考えれば、性能的には十分と言えます。
ほんとうに価格だけが問題で、6万円前半まで値下がりすることを期待しています。



2023年8月現在、価格は5万円台に乗りました。今の価格ならコスパは悪くありません。
RTX 4060 Ti(8GB)搭載のゲーミングPCとグラボ検索
商品名 | メーカー仕様 | 参考価格 | 評価 | 備考 |
---|---|---|---|---|
高フレームレートで 快適にプレイ! ![]() ![]() GALLERIA XA7C-R46T | CPU:Core i7-13700F CPUクーラー:空冷 グラボ:RTX4060Ti(8GB) チップセット:B760 SSD:NVMe Gen3 1TB メモリ:DDR4 16GB(8GBx2) 電源:650W 80PLUS BRONZE | 204,980円 | 送料3,300円。 沖縄・離島は送料6,600円。 | |
10月10日までの 期間限定モデル! ![]() ![]() STORM PG-PSK1360Ti | CPU:Core i5-13400 CPUクーラー:サイドフロー空冷 グラボ:RTX4060Ti(8GB) チップセット:B660 SSD:NVMe Gen3 1TB メモリ:DDR4 32GB(16GBx2) 電源:750W 80PLUS GOLD | 169,800円 | 送料2,200円。 | |
すぐに遊べる 標準モデル! ![]() ![]() GALLERIA RM5C-R46T | CPU:Core i5-13400F CPUクーラー:空冷 グラボ:RTX4060Ti(8GB) チップセット:B760 SSD:NVMe Gen3 1TB メモリ:DDR4 16GB(8GBx2) 電源:650W 80PLUS BRONZE | 169,980円 | 送料3,300円。 沖縄・離島は送料6,600円。 | |
少しでも安く!![]() ![]() FRGXB760 WS831NTK | CPU:Core i5-13400F CPUクーラー:空冷 グラボ:RTX4060Ti(8GB) チップセット:B760 SSD:NVMe Gen3 512GB メモリ:DDR4 16GB(8GBx2) 電源:600W 80PLUS BRONZE | 149,980円 | 送料2,200円~4,400円。 | |
STORM 鏡界! 透明なPC! ![]() ![]() STORM PG-KB46Ti | CPU:Core i5-13400 CPUグリス:ナノダイアモンド CPUクーラー:サイドフロー大型空冷 グラボ:RTX4060Ti(8GB) チップセット:B760 SSD:NVMe Gen3 1TB メモリ:DDR4 16GB(8GBx2) 電源:850W 80PLUS GOLD | 199,800円 | 送料2,200円。 |
RTX4060Tiグラボ検索
RTX 4060 Ti(8GB)レビューのまとめ
RTX4060Ti(8GB)の特徴は以下になります。
- フルHDがメインターゲットのGPU。
- 基本的な性能はRTX3060Tiに近い。
- フルHDなら、ゲームによってはRTX3070同等の性能。
- フルHDならほとんどのゲームが快適にプレイできる。
- メモリ帯域幅の影響か、4Kになると一気に性能が落ちる。
- 消費電力が160Wと省電力。(RTX3060Tiは200W)
- DLSS3にバージョンアップした。
市場で評価がよくない理由をまとめると、
- 価格の割に飛びぬけた性能がない。
- 価格が高い。(特に日本の発売価格)
- メモリの搭載量が期待より少ない。
- メモリバス帯域が狭く、フルHD以外で性能が出しにくい。
- RTX3000シリーズを使っているユーザーは乗り換えるメリットが無い。
RTX4060Tiの基本性能はRTX3060Tiに近く、ゲームによってはRTX3070に近い性能が出せます。消費電力が160Wと省電力。高くなった電気代にも優しい設計は良かった点ですね。
メモリ帯域幅が狭いせいか、4Kなど解像度が上がるとRTX3060Tiよりも性能が落ちることがあります。
海外レビューサイトでは、この価格ならメモリを16GB積んで!とメモリ仕様に関する評価がよくありません。
- 4060Ti は、一部のレビュアーから「友好的な」歓迎を受けています。
- ComputerBase: 「このクラスでは 8GB ではもはや十分ではありません」
- ゲーマーズ ネクサス: 「購入しないでください」
- HWU: 「400 ドルでは笑えるほどひどい」
- PCGH: 「16 GiByte のバリアントを待ってください!」
- PCWorld: 「400 ドルにしては残念」 TechSpot: 「絶対にダメだ」
省電力とDLSS3、AV1エンコードの対応などバージョンアップしているところはあるのですが、価格が高い。RTX3060Tiが5.5万円前後で販売されていることを考えると、RTX4060Tiの7万円はガッカリしますね。値段がさがって6万円前後になることを願います。



2023年8月現在、価格は5万円台に乗りました。今の価格ならコスパは悪くないですね。
WQHDモニターを使う方は、もう少しがんばってRTX 4070が搭載されたゲーミングPCを購入した方が満足度は高くなります。
RTX4070のレビューとベンチマークはこちらの記事で紹介しています。参考にしてください。


次に主力になるRTX 4000シリーズは消費電力が低く、DLSS3に対応したゲームが増えてくるので、性能が発揮できるシーンが多くなります。
これから新しくグラボやゲーミングPCの購入をされる方は、RTX 4000シリーズを視野に入れて検討してみてください。
RTX4000シリーズをこちらの記事でまとめているので参考にしてください。


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