RTX 3060、RTX 3060Ti、RTX 3070と種類はあるけど、グラフィックボードはどれを買ったらいいんだろう?と迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新しいゲーミングPCやグラボを買ってもゲームが快適にプレイできないと、とても大きなお金を損してしまいます。グラボやPCは何度も買い替えられるほど安い物ではないので、間違いのない買い物をしたいですよね。
RTX 3060、RTX 3060 Ti、RTX 3070がどのぐらいの性能を持っているか知っておくことで、自分がどれを選べばいいかわかります。
この記事では、それぞれの性能比較をするためグラボ別にfps計測をしました。
RTX 3060/RTX 3060 Ti/RTX 3070を使うとどれぐらい快適に遊べるか、どれを買えばいいか解説します。
- RTX 3060/RTX 3060 Ti/RTX 3070の性能比較
- 解像度別にゲームのfpsがどれぐらい出るか。
- 各グラボが搭載されたゲーミングPC。
- RTX 3060とRTX 3060 Tiはどっちがいいの?
- RTX 3060 TiとRTX 3070ならどっちがいい?
すぐにゲーミングPCが見たい方はこちらからどうぞ
ゲーム別fps計測とベンチマーク結果
ゲーミング性能を比較するため、グラボ別にベンチマークを計測しました。
専用ベンチマークがあるゲームはベンチマークソフトで計測しています。
Apexのようにベンチマークソフトが無いゲームは、実際にプレイしてfps計測をしています。計測には、MSI AFTERBURNERというfps(フレームレート)やCPU温度を記録するソフトを使いました。
この記事ではフルHDのfps計測結果を公開しています。WQHDや4Kの結果が知りたいかたは、それぞれの計測結果の最後に個別記事へのリンクがあります。各ゲームページに詳しい結果を公開していますので、そちらも参考にしてください。
Apex Legends

Apexはグラフィック設定を低くすれば、多少古いグラフィックボードでも快適に遊べるFPSゲームです。
今回はApexのトリオ(3人パーティー)で実際にゲームをしてfps計測をしました。
ゲーム内のグラフィック設定を一番軽くした低設定と、全ての処理を高くした高設定で計測しています。スポットシャドウディテールを極にするとメモリ不足でパフォーマンスがでないため、最高までとしています。
グラフィック設定やWQHD、4Kの計測結果はApexのfps計測記事でくわしく紹介しています。
■RTX 3060の結果
- 低設定:239 fps
- 高設定:150fps
■RTX 3060Tiの結果
- 低設定:250fps
- 高設定:165fps
■RTX 3070の結果
- 低設定:260fps
- 高設定:180fps
※フルHDの結果です。WQHDや4Kのfps計測結果はこちらの記事で紹介しています。
ゲーム中fps変動の結果(ここを押すと開きます)
RTX 3060の結果


RTX3060で低設定では200fps以上出るシーンが多くあります。激しい撃ち合いやテルミットグレネードを使われると120fps前後まで落ち込みますが、プレイに支障がでるようなことにはなりませんでした。
高設定は全体的にfpsが低くなり、上下も激しくなります。テルミットグレネードを使われると70fps前後まで落ち込んだので、撃ち合い中は少し不利になるかもしれません。
目立ったカクツキは感じませんが、相手がハイスペックPCを使っているとフレームレートの差で不利になる可能性があります。
RTX 3060Tiの結果


低設定ではほとんど200fps以上出ています。テルミットは処理が重く、火花が描画されると160fpsまで落ち込みました。
高設定でも160fps以上出ているシーンが多く、十分プレイ可能です。
RTX3060に比べ、かなり安定して高fpsが出せています。さすがRTX3060Tiです。
RTX 3070の結果


フルHDで高fpsを維持したいならRTX 3070が強力です。
高設定でもfpsが落ち込むことはほとんどなく、とてもスムーズなゲームプレイが可能でした。
RTX 3060/RTX 3060 Ti/RTX 3070はどれも平均144fps以上出ていて、快適にプレイすることができました。
低設定でプレイするなら、RTX 3060でも問題ありません。影の表示やテルミットを使ったときのfps低下を避けるなら、RTX 3060Ti以上が安定しますね。
>>ApexにおすすめゲーミングPCを見る
Apexの設定内容やNVIDIAコントールパネルのグラフィック設定、WQHDや4Kでのfps結果など、くわしい内容はこちらの記事で紹介していますので参考にしてください。
Call of Duty MW2

Cod MW2の正式版が10月28日にリリースされました。
フルHDでもRTX 3060Ti以上が理想と言える結果でした。
■RTX 3060の結果
- 最低:126fps(115fps)
- 極限:88fps(62fps)
■RTX 3060Tiの結果
- 最低:169fps(133fps)
- 極限:138fps(117fps)
■RTX 3070の結果
- 最低:166fps(145fps)
- 極限:154fps(126fps)
※フルHDの結果です。RTX 3080やWQHDのfps計測結果はこちらの記事で紹介しています。
ゲーム中fps変動の結果(ここを押すと開きます)
RTX 3060の計測結果


RTX 3060では、フルHDの最低設定が必須と言えるfps結果でした。場合によってはDLSSをオンにしてfpsを稼ぐ必要も出てくるかもしれません。(DLSSをオンにすると画像がボケるので避けたいですが)
NVIDIAコントロールパネルの3D設定や電源設定など、全てのパワーをCod MW2で使えるようにチューニングは必須です。
RTX 3060Tiの計測結果


RTX 3060Tiでは極限設定でも100fps以上出す事が可能です。
グラフィック設定を下げることで、かなり高いfpsを出す事ができます。
とても快適にプレイできていました。
フルHD以上の解像度や、グラフィック設定を上げることは避けた方がよいでしょう。
RTX 3070の計測結果


RTX 3070の低設定はRTX 3060Tiと大きな差がでませんでした。
フルHDの極限設定はでは高いfpsを出す事ができており、安定感も増しています。
Cod MW2はFPSゲームとしては処理が重たい印象。できるだけグレードの高いグラボを準備したいです。
Cod MW2を快適にプレイするならグラフィックボードはRTX3060Ti以上が理想です。ゲームプレイ中は可能な限りMW2にマシンパワーが使えるように、他アプリなどは落としておきましょう。
>>おすすめゲーミングPCを見る
Cod MW2のWQHDや4K、RTX 3080のfps結果など、くわしい内容はこちらの記事で紹介していますので参考にしてください。
VALORANT

VALORANTは動作が軽いFPSゲームです。
グラフィック品質を全て「高」にしても高いfpsが期待できます。
ゲーム中fps変動の結果(ここを押すと開きます)
RTX 3060 の計測結果

グラフィック品質は全て「高」にし、グラボはRTX3060で計測しました。ゲーム中は常に200fps以上出ており、処理落ちはまったく感じませんでした。
グラフィック品質が高設定で非常に良い結果が得られたので、低設定は計測していません。
RTX 3060Ti の計測結果


RTX 3060Tiの計測結果です。RTX 3060より最高fpsは高く出ています。
バトル中のカクツキなど全くなく、とても快適にプレイができました。
RTX 3070 フルHD(1920 x 1080)の結果


バトル中は240fps~380fps出ていました。つねに200fps以上出ているので、処理落ちは全く感じません。
グラフで一定間隔でfpsが落ちているところは、購入フェーズで武器購入画面を開いた時です。購入フェーズでは180fps程度まで落ち込みますが、バトルには影響ありません。
VALORANTはグラフィックボードがRTX3060あれば十分快適にプレイできます。グラボよりもCPUの影響が大きいため、VALORANTを快適にプレイするならCPUの強化を優先しましょう。
>>VALORANTにおすすめゲーミングPCを見る
VALORANTの推奨PCスペックやfps計測をしたとき設定はこちらの記事で詳しく紹介しています。
FORTNITE

フォートナイトはチャプター2以降、どんどん処理が重たくなってきました。
高設定の要件として、Nvidia GTX 1080(RTX3060同等)が指定されています。フォートナイトのfps計測をしましたが、RTX3060で最高設定だと90fpsが限界。144fps以上を出すにはグラフィック設定を下げるか、グラボのグレードを上げる必要がありました。
■RTX 3060 平均fps
- 低設定 :207fps
- 中設定 :163fps
- 高設定 :121fps
- 最高設定:93fps
■RTX 3060Ti 平均fps
- 低設定 :243fps
- 中設定 :192fps
- 高設定 :167fps
- 最高設定:102fps
■RTX 3070 平均fps
- 低設定 :253fps
- 中設定 :212fps
- 高設定 :167fps
- 最高設定:122fps
フォートナイトのfps計測結果や高fpsを出す設定はこちらの記事で詳しく紹介しています。
Shatterline

ShatterlineはSteamで配信されているFPSシューターゲームです。背景やキャラクターが綺麗で、動作はとても軽快です。
RTX 3060があれば快適にプレイが可能。もしWQHDや4Kでプレイする場合はグラボのグレードを上げましょう。
※2022年9月8日より早期アクセス中です。今後のアップデートでソフトの容量やゲームの重さが変わる可能性があります。
■RTX 3060の結果
- 低設定:208fps(168fps)
- 中設定:188fps(141fps)
- 高設定:155fps(121fps)
■RTX 3060Tiの結果
- 低設定:223fps(182fps)
- 中設定:178fps(154fps)
- 高設定:182fps(138fps)
■RTX 3070の結果
- 低設定:235fps(189fps)
- 中設定:186fps(157fps)
- 高設定:176fps(133fps)
※平均値です。()内は最低fps
ゲーム中fps変動の結果(ここを押すと開きます)
RTX 3060のゲーム中fps変動



ShatterlineをRTX 3060でプレイするなら、中設定までが快適動作の範囲です。
Shatterlineは一瞬でやられてしまうため、高fpsが維持できる環境を準備したいですね。
RTX 3060Tiのゲーム中fps変動



RTX 3060Tiなら、高設定でも快適です。WQHDの中設定までが快適動作の範囲でした。
フルHDの中設定、WQHDの低設定なら144fps固定が実現できます。
RTX 3070のゲーム中fps変動



RTX3070は、フルHDはもちろんWQHDまで快適にプレイできます。
4Kでもプレイは可能ですが、低設定がターゲットとなる結果でした。
ShatterlineはフルHDならRTX 3060で高いfpsを出す事ができました。画面のクオリティが高いわりに軽快にプレイできるFPSゲームです。
>>ShatterlineにおすすめゲーミングPC一覧を見る
ShatterlineのWQHD、4Kのfps計測結果をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
Call of Duty: Vanguard

Call of Duty: Vanguardは動作が重いFPSゲームです。
公式でもグラフィックを高設定にする場合はRTX3060Tiが推奨とされています。
低設定であればRTX3060でも快適にプレイすることができました。
■RTX3060の結果
- 低設定:170fps(128fps)
- 高設定:90fps(78fps)
■RTX3060Tiの結果
- 低設定:182fps(152fps)
- 高設定:140fps(99fps)
■RTX3070の結果
- 低設定:200fps(158fps)
- 高設定:160fps(137fps)
※平均値です。()内は最低fps
ゲーム中fps変動の結果(ここを押すと開きます)
RTX 3060の結果


低設定で平均170fps前後。高設定にすると90fps前後と一気に下がります。Codは一瞬で勝負が決まるFPSゲームなので、できるだけ高fpsを維持したいところ。
RTX 3060+フルHDは低設定でのプレイが推奨されます。
RTX 3060Tiの結果


低設定では平均180fps前後出ています。高設定でも平均なら140fps前後。テルミットなどのエフェクトが激しくなると90fps前後まで落ち込むことがあります。
CodはRTX 3060Ti+フルHDでも低設定を推奨したいですね。
RTX 3070の結果


低設定では平均200fps出すことができました。激しい撃ち合いやエフェクトがあると150fps前後まで落ち込みますが、プレイに大きな影響はないでしょう。
高設定では140~180fpsで暴れている状況ですが、カクツキや遅延は感じません。快適にプレイできていました。
モニターがフルHDなら、RTX 3070で満足いく結果が得られます。
Call of Duty Vanguradのfps計測やグラフィック設定の詳しい説明はこちらで公開しています。
Call of Duty: MW2

Call of Duty:MW2は2022年10月に発売された過去作のリメイク版です。
Vangurad同様に処理負荷が高めのFPSゲーム。高fpsでプレイするにはRTX3060Ti以上が推奨となります。
フルHDでも安定して高いfpsを出すならRTX 3060Tiをおすすめします。
■RTX3060の結果
- 最低:126fps(115fps)
- 極限:88fps(62fps)
■RTX3060Tiの結果
- 最低:169fps(133fps)
- 極限:113fps(96fps)
■RTX3070の結果
- 最低:166fps(145fps)
- 極限:133fps(113fps)
※平均値です。()内は最低fps
ゲーム中のfps変動の結果(ここを押すと開きます)
RTX 3060 フルHDの結果


RTX 3060はフルHDで最低設定を推奨します。
処理負荷をできるだけ下げてfpsが出せるようにしましょう。
RTX 3060Ti フルHDの結果


RTX 3060Tiならグラフィック設定を高くしても、平均100fpsを出すことができました。
ところどころ100fpsを切ってしまいますが、カクツキを感じることはなくスムーズな動作でプレイが可能。
fpsの差で撃ち負ける原因を取り除くためにも、RTX 3060Ti以上のグラボがほしいところです。
RTX 3070 フルHDの結果


平均値はRTX 3060Tiと大きく変わりませんが、低いところのfpsが高めに出ています。
グラフィック設定を高くしたときに処理能力の差が見られ、fpsが高くなっていることがわかります。
RTX 3060Tiでもストレスなくプレイできますが、より高いfpsを出すならRTX 3070がおすすめです。
RTX 3060TiでフルHDならグラフィック設定を高くしても100fps以上でプレイ可能です。
fps差が原因で撃ち負けることがないように、できるだけ高いfpsを出したいですね。フルHDでも最低RTX 3060Ti。可能であればRTX 3070以上がほしいですね。
>>CodにおすすめゲーミングPC一覧を見る
Call of Duty MW2のfps計測やグラフィック設定の詳しい説明はこちらで公開しています。
ファイナルファンタジー14

MMO RPGのFF14。画面上にたくさんのキャラやエフェクトが描画されますが、動作は軽いゲームです。
RTX3060・RTX3060Tiともにベンチマークの結果はよく、高設定でも快適に遊べます。
標準品質ではRTX3060・RTX3060Tiでほぼ変わらない結果が出ています。
■標準品質の結果
- RTX3060 標準品質:27219 非常に快適
- RTX3060Ti 標準品質:27337 非常に快適
- RTX3070 標準品質:28527 非常に快適
■高品質の結果
- RTX3060 高品質:20493 非常に快適
- RTX3060Ti 高品質:22380 非常に快適
- RTX3070 高品質:22380 非常に快適
FF14 ベンチマークくわしい結果(ここを押すと開きます)
- FF14 RTX3060 標準品質
-
RTX3060 標準品質 スコア:27219
標準品質ではRTX3060Ti同等のスコアが出てきました。
- FF14 RTX3060Ti 標準品質
-
RTX3060Ti 標準品質 スコア:27337
FullDH(解像度1920 x 1080)で標準品質ならRTX3060で十分ですね。
- FF14 RTX3070 標準品質
-
RTX3070 標準品質 スコア:28527
ここまでくると誤差ですね。
FF14は処理が軽い部類のゲームなので、RTX3070はオーバースペックと感じます。
- FF14 RTX3060 高品質
-
RTX3060 高品質 スコア:20493
スコアはRTX3060Tiより劣りますが、結果は非常に快適。
デモを見ていましたが処理落ちを感じることはなく、軽快に動いていました。
- FF14 RTX3060Ti 高品質
-
RTX3060Ti 高品質 スコア:22380
RTX3060よりスコアが上がります。
デモを見る感じではRTX3060と差はなく、FullHDで3060Tiはオーバースペックなのかもしれません。
- FF14 RTX3070 高品質
-
RTX3070 高品質 スコア:22380
RTX3060Tiよりスコアは良くなりますが、見た目の変化や処理落ちは感じません。
RTX3060かRTX3060Tiで十分快適に遊べます。
FF14は標準品質でも十分綺麗な映像でプレイできます。高品質でも非常に快適なプレイができる、RTX3060を選択するのはありです。
>>FF14におすすめゲーミングPC一覧を見る
FF14のベンチマークスコアとfps計測結果をより詳しく解説したこちらの記事も参考にしてください。
ファイナルファンタジー15

FF15は発売当時からグラフィックが重たいゲームと言われてきました。今ではRTX3060やRTX3070が発売され、グラフィック設定を高くしても快適に遊べるような環境が整っています。
■標準品質の結果
- RTX3060 標準品質:11308 とても快適
- RTX3060Ti 標準品質:13785 非常に快適
- RTX3070 標準品質:15891 非常に快適
■高品質の結果
- RTX3060 高品質:8430 快適
- RTX3060Ti 高品質:10351 とても快適
- RTX3070 高品質:11486 とても快適
ベンチマークのくわしい結果(ここを押すと開きます)
- FF15 RTX3060 標準品質
-
RTX3060 標準品質 スコア:11308
標準品質で遊ぶならRTX3060でも快適に遊べることがわかりました。
- FF15 RTX3060Ti 標準品質
-
RTX3060Ti 標準品質 スコア:13785
標準品質で遊ぶならRTX3060Tiを選びたいところです。
- FF15 RTX3070 標準品質
-
RTX3070 標準品質 スコア:15891
スコアはRTX3070が一番高かったです。ベンチマークのデモ画面を見る限り、RTX3060Tiと差は感じられませんでした。
- FF15 RTX3060 高品質
-
RTX3060 高品質 スコア:8430
普通に遊ぶことはできますが、多少の処理落ちは発生しそう。RTX3060なら標準品質がおすすめです。
- FF15 RTX3060Ti 高品質
-
RTX3060Ti 高品質 スコア:10351
RTX3060Tiであれば高品質で遊べますね。
- FF15 RTX3070 高品質
-
RTX3070 高品質 スコア:11486
RTX3070でも非常に快適に届きません。FF15は重たいですね。。。
RTX3060Tiでも十分だと感じますが、より安定させるならRTX3070を選ぶとよいでしょう。
FF15は標準品質以下ならRTX3060で快適にプレイできますが、可能なかぎりRTX3060Ti以上にしたいところ。予算に余裕があるならRTX3070までグレードを上げると、より安定したプレイが可能です。
>>FF15におすすめゲーミングPC一覧を見る
Cyberpunk 2077

2022年現在、発売されているPCゲームの中では最強クラスの重さを持つCyberpunk 2077。RTX3060Tiにしても高fpsを維持するのは難しくなってきます。
※レイトレ無:レイトレーシング無し。数値の単位はfpsです。
グラフィック設定 | RTX3060 | RTX3060Ti | RTX3070 |
---|---|---|---|
低 (レイトレ無) | 最低:62.76 最大:180.82 | 平均:116.25最低:68.39 最大:199.98 | 平均:136.63最低:63.23 最大:208.75 | 平均:142.17
中 (レイトレ無) | 最低:61.37 最大:135.08 | 平均:97.83最低:67.59 最大:179.54 | 平均:119.42最低:63.59 最大:191.27 | 平均:127.52
高 (レイトレ無) | 最低:47.83 最大:128.16 | 平均:77.65最低:63.43 最大:127.19 | 平均:96.30最低:58.07 最大:153.37 | 平均:107.58
ウルトラ (レイトレ無) | 最低:43.39 最大:86.44 | 平均:63.90最低:55.07 最大:111.20 | 平均:79.36最低:63.46 最大:126.72 | 平均:91.55
レイトレーシング:低 | 最低:54.54 最大:95.31 | 平均:71.98最低:52.12 最大:142.22 | 平均:88.78最低:58.47 最大:143.27 | 平均:99.23
レイトレーシング: ウルトラ | 最低:36.34 最大:63.23 | 平均:48.39最低:35.51 最大:97.65 | 平均:60.62最低:31.76 最大:87.63 | 平均:64.47
リストの緑背景になっている部分がスムーズにプレイ可能な範囲です。最低55fps以上を「快適」と判断しています。
Cyberpunk 2077はFPS視点ですが内容はRPG。プレイヤー対プレイヤーの一瞬を争うようなゲームでは無いため、高いfpsが出ていなくても大丈夫。60fpsあれば快適に遊べます。
レイトレーシングは処理が重たい割に、よく見ないと変化がわかりにくい印象。レイトレーシングはオフでも問題ありません。中設定以上であればナイトシティーの綺麗な街並みが十分楽しめます。
ベンチマークの結果を見ると、RTX3060は若干パワー不足を感じます。実際、中設定でも十分遊べますが、少しでも綺麗なグラフィックで遊ぶならRTX3060Ti以上がおすすめです。
>>Cyberpunk 2077におすすめRTX3060Ti搭載のゲーミングPCを見る
モンスターハンターライズ

モンスターハンターライズのSteam版でfps計測をしました。
意外と負荷の高いゲームで、高設定にすると100fps前後まで落ち込むことがありました。中設定で極端に画質を落とさず、できるだけ高fpsを出してプレイするのが良さそうです。
RTX3070のfps測定結果は、なぜかRTX3060Tiより低い結果となりました。(誤差レベルですが)
結果を見る限り、フルHDモニターであればRTX3060で十分。体感でも遅延やカクツキを感じず、RTX3060で快適に遊べました。
■RTX3060の結果
- RTX3060 低設定:180fps
- RTX3060 中設定:160fps
- RTX3060 高設定:130fps
■RTX3060Tiの結果
- RTX3060Ti 低設定:190fps
- RTX3060Ti 中設定:160fps
- RTX3060Ti 高設定:140fps
■RTX3070の結果
- RTX3070 低設定:188fps
- RTX3070 中設定:155fps
- RTX3070 高設定:145fps
※値は平均fpsです。
ゲーム中fps変動の結果(ここを押すと開きます)
- モンハンライズ RTX3060 低設定
-
RTX3060 低設定 - 最小:168 fps
- 最大:198 fps
- 平均:180 fps
低設定では比較的高いfpsを維持できますが、とにかく画質が悪いです。
Switchの画面を無理やり引き延ばしたように見た目になるので、よほどパソコンのスペックが低くない限り、低設定で遊ぶことはないでしょう。
- モンハンライズ RTX3060 中設定
-
RTX3060 中設定 - 最小:136 fps
- 最大:178 fps
- 平均:160 fps
中設定は画質もよく、高fpsで安定感もあります。RTX3060で平均160fps前後出ていて、とても快適に遊べました。マップや狩るモンスターによってはもう少しfpsが落ちることがありますが、プレイに支障はありませんでした。
- モンハンライズ RTX3060 高設定
-
RTX3060 高設定 - 最小:109 fps
- 最大:160 fps
- 平均:130 fps
部分的に110fpsぐらいまで低下がが見られますが、プレイへ影響はありませんでした。
常に130fps前後出ていたので、モンハンライズはRTX3060でも快適に遊べるゲームです。
- モンハンライズ RTX3060Ti 低設定
-
RTX3060Ti 低設定 - 最小:173 fps
- 最大:202 fps
- 平均:190 fps
高fpsが出ているので、とても快適に遊べます。低設定は画質が悪いので、中設定以上で遊ぶことをおすすめします。
- モンハンライズ RTX3060Ti 中設定
-
RTX3060Ti 中設定 - 最小:133 fps
- 最大:175 fps
- 平均:160 fps
RTX3060Tiも160fps前後出ています。マップやモンスターが変わっても同じぐらいのfpsがでていたので、より安定したfpsを求めるならRTX3060Tiが良いと感じました。
- モンハンライズ RTX3060Ti 高設定
-
RTX3060Ti 高設定 - 最小:118 fps
- 最大:176 fps
- 平均:145 fps
RTX3060Tiでも110fps前後まで落ちることがあります。処理落ちは感じませんが、シーンによっては負荷の高いところがあります。平均して140fps前後は出ていたので、快適に遊ぶことができました。
- モンハンライズ RTX3070 低設定
-
RTX3070 低設定 - 最小:166 fps
- 最大:194 fps
- 平均:188 fps
RTX3070はRTX3060Tiよりも、なぜか結果が悪いです。今のところ原因がわかっていません。
- モンハンライズ RTX3070 中設定
-
RTX3070 中設定 - 最小:122 fps
- 最大:165 fps
- 平均:155 fps
計測したマップの影響があるかもしれませんが、fpsの上下が激しいですね。処理落ちを感じることはありませんでしたが、RTX3060Tiより結果が良くないは気になります。(誤差の範囲ですが)
- モンハンライズ RTX3070 高設定
-
RTX3070 高設定 - 最小:104 fps
- 最大:165 fps
- 平均:140 fps
100fps前後まで落ち込むことがあります。RTX3060Ti同様に処理落ちは感じませんが、RTX3070でもfpsの上下が激しいですね。
モンハンライズはRTX 3060で快適にプレイできます。もしWQHDや4Kモニターを使う場合はRTX 3070以上の検討をすすめします。
>>モンハンライズにおすすめのゲーミングPCを見る
モンスターハンターライズのfps計測結果や、高画質で高fpsを維持するためのグラフィック設定をこちらの記事で公開しています。くわしく知りたい方は参考にしてください。
エルデンリング

ゲーム開始後、最初に訪れる「学びの洞窟」を周回して計測したfpsです。
グラボ(GPU) | フルHD (低~最高) 1920 x 1080 | WQHD (低~最高) 2560 x 1440 | 4K (低) 3840 x 2160 | 4K (中) 3840 x 2160 | 4K (高) 3840 x 2160 | 4K (最高) 3840 x 2160 |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 3060 | 60fps | 60fps | 60fps | 54fps(46fps) | 51fps(45fps) | 41fps(32fps) |
RTX 3060Ti | 60fps | 60fps | 60fps | 60fps | 57fps(51fps) | 55fps(45fps) |
RTX 3070 | 60fps | 60fps | 60fps | 60fps | 60fps | 58fps(53fps) |
エルデンリングのfps計測結果やRTX3080の結果、詳しい説明はこちらの記事で詳しく紹介しています。
3DMarkでベンチマーク比較

グラボ別に3DMarkを使ってGPUの性能をテストしました。代表的な7つでテストを行っています。
- Speed Way
- Port Royal
- Time Spy
- Fire Strike
- DirectX Raytracing feature test
- Intel XeSS feature test
- NVIDIA DLSS feature test
Speed Way

DirectX 12 Ultimateの性能をテストするベンチマークです。

グラボ | スコア | 上との差 |
---|---|---|
RTX3060 | 2172 | – |
RTX3060Ti | 2754 | +26.80% |
RTX3070 | 3290 | +19.46% |
Port Royal

リアルタイムレイトレーシングのパフォーマンステストです。

グラボ | スコア | 上との比率 |
---|---|---|
RTX3060 | 5085 | – |
RTX3060Ti | 6513 | +28.08% |
RTX3070 | 7637 | +17.26% |
Time Spy

DirectX 12ベンチマークテストです。
Time Spy Extremeはレンダリング解像度を4K(3840×2160)にしてテストされます。

グラボ | Time Spy | 上との差 | Extreme | Time Spy上との差 |
---|---|---|---|---|
RTX3060 | 8847 | – | 4216 | – |
RTX3060Ti | 10868 | +22.84% | 5366 | +27.28% |
RTX3070 | 12549 | +15.47% | 6276 | +16.96% |
Fire Strike

Fire Strikeは、高性能ゲーミングPCやオーバークロックしたシステム用のDirectX 11ベンチマークです。

グラボ | Fire Strike | 上との差 | Extreme | Fire Strike上との差 | Ultra | Fire Strike上との差 |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX3060 | 18920 | – | 9537 | – | 5056 | – |
RTX3060Ti | 23288 | +23.09% | 12552 | +31.61% | 6804 | +34.57% |
RTX3070 | 24010 | +3.10% | 14836 | +18.20% | 8147 | +19.74% |
DirectX Raytracing feature test

グラボのレイトレーシング性能に依存するテストです。
全てのシーンをレイトレースをし、被写界深度もシミュレートします。
スコアはfps(フレームレート)です。

グラボ | スコア(fps) | 上との差 |
---|---|---|
RTX3060 | 19.33 | – |
RTX3060Ti | 25.79 | +33.42% |
RTX3070 | 31.43 | +21.87% |
Intel XeSS feature test

XeSS(Xe Super Sampling)はIntelのグラフィック技術です。
低解像度でレンダリングされた画像をAIアップスケーリングで高解像度化させます。
以下の設定で計測をしました。
- XeSS mode:Performance
- Resolution:1920 × 1080

グラボ | XeSS OFF | XeSS ON | 上との差 |
---|---|---|---|
RTX3060 | 36.56 | 74.72 | – |
RTX3060Ti | 45.81 | 94.61 | +26.62% |
RTX3070 | 53.55 | 106.39 | +12.45% |
NVIDIA DLSS feature test

DLSS(ディープラーニング・スーパー サンプリング)のテストです。
ディープラーニングとAIを使って画質を保ちつつパフォーマンスを改善するNVIDIAの技術で、RTX GPUシリーズで利用することができます。
このテストは以下の設定で計測をしています。
- DLSS 2
- 1920 x 1080
- Performance

グラボ | DLSS OFF | DLSS ON | 上との差 |
---|---|---|---|
RTX3060 | 38.19 | 80.43 | – |
RTX3060Ti | 49.24 | 103.95 | +29.24% |
RTX3070 | 57.33 | 114.89 | +10.52% |
RTX 4090のDLSS3ベンチマークはこちらの記事をご覧ください。
GPUのグレードが高くなるほど性能が高くなる
3DMarkの計測結果を見ると、GPUのグレードが高くなるほど性能が高くなることがわかります。
- RTX 3060よりRTX 3060Tiの方が25%~30%性能が高い。
- RTX 3060TiよりRTX 3070の方が10%~20%性能が高い。
GPUのグレードが1つ上がると、おおよそ20%前後のパフォーマンスアップが期待できます。
>>RTX 3060・RTX 3060Ti・RTX 3070搭載のゲーミングPCを見る
RTX 3060・RTX 3060Ti・RTX 3070の比較
3つのグラボを比較して主に注目する点は以下の3つ。
- CUDAコア数
- メモリバス幅
- 消費電力
RTX 3070に向かうほどCUDAコア数が増えていき、画像処理を並列で行う能力が高くなります。また、メモリバス幅の数値が高いほど一度に送れるデータ量が増えるため、解像度の高いモニターを使うときは有利になります。
ただし、性能が高くなるにつれ消費電力も上がるため、PCの電源容量には気を付けなければいけません。
![]() GEFORCE RTX 3060 | ![]() GEFORCE RTX 3060 Ti | ![]() Palit RTX3070 | |
---|---|---|---|
メーカー | INNO3D | MSI | Palit |
製品型番 | GEFORCE RTX 3060 TWIN X2 OC ※メーカーHPへリンク | GeForce RTX™ 3060 Ti VENTUS 2X 8G OCV1 LHR ※メーカーHPへリンク | Palit NE63070019P2-1041A ※メーカーHPへリンク |
NVIDIA アーキテクチャ | Ampere | Ampere | Ampere |
CUDAコア数 | 3584 | 4864 | 5888 |
ベースクロック | 1320 MHz | 1410 MHz | 1500 MHz |
ブーストクロック | 1792 MHz | 1695 MHz | 1725 MHz |
メモリタイプ | 12GB GDDR6 | 8GB GDDR6 | 8GB GDDR6 |
メモリスピード | 15 Gbps | 14 Gbps | 14 Gbps |
メモリバス幅 | 192-bit | 256-bit | 256-bit |
インターフェース | PCI-E 4.0 X16 | PCI-E 4.0 X16 | PCI-E 4.0 X16 |
消費電力 (W) | 170W | 200W | 220W |
補助電源コネクタ | 8-pin | 8-pin | 8-pin X2 |
推奨電源容量 (W) | 550W | 600W | 650W |
ディスプレイコネクタ | HDMI 2.1 x1 DisplayPort 1.4a x3 | HDMI 2.1 x1, DisplayPort 1.4a x3 | HDMI 2.1 x1, DisplayPort 1.4a x3 |
Amazon | RTX3060を見に行く | RTX3060Tiを見に行く | RTX3070を見に行く |
TSUKUMO | TSUKUMOを見に行く | TSUKUMOを見に行く | TSUKUMOを見に行く |
ソフマップ | ソフマップを見に行く INNO3Dのグラボが売り切れのため、MSIにリンクしています | ソフマップを見に行く | ソフマップを見に行く MSIのグラボにリンクしています。 |
グラボ選定の目安
- RTX 3060:モニターがフルHD(1920 x 1080)で価格を安くおさえたい。
- RTX 3060Ti:フルHDで高fpsを出したい。
- RTX 3070:フルHDでもより安定して高いfpsを出したい。モニターがWQHD(2560 x 1440)。
- RTX 3080:モニターが4K(3840 x 2160)。>>RTX 3080のベンチマーク記事
RTX 3060Tiは8ピン補助電源1本で運用できるのに対し、RTX 3070は8ピン補助電源2本必要になります。RTX 3060Ti(200W)とRTX 3070(220W)の消費電力は20Wの差しかありませんが、補助電源の本数に差がある点は注意が必要です。
RTX 3070のベンチマークをまとめた記事も参考にしてください。
RTX 3080のベンチマークをまとめた記事はこちらです。
RTX 4090のレビューをこちらの記事で公開しています。気になる方は参考にしてください。
RTX 3060・RTX 3060Ti・RTX 3070の性能比較FAQ
- RTX 3060とRTX 3060Tiはどっちがいい?
-
RTX 3060Tiの方がいいです。
RTX 3060はGDDR6メモリ12GB、RTX 3060TiはGDDR6メモリ8GBとグレードダウンしているように見えますが、CUDAコアの数やメモリバス幅が大きいRTX 3060Tiの方が20~30%前後ベンチマークが良い結果を出しています。この結果からRTX 3060Tiの方が性能が高いと言えます。
- RTX 3060TiとRTX 3070はどっちがいい?
-
TX 3070の方がいいです。
フルHDモニターならRTX 3060Tiでも十分なfpsを出せますが、より安定させたいならRTX 3070。モニターがWQHD(2560×1440)であればRTX3070が有利になります。
全体的にRTX3070の方がベンチマークで10%~20%良い結果を出しています。この結果からRTX 3070の方が性能が高いと言えます。
- RTX 3060の消費電力は?
-
RTX 3060搭載のグラフィックボード消費電力は約170W。
NVIDIAが公表しているシステム電力要件は550Wです。
グラボへの補助電源で8-pinのコネクタが1つ必要になります。
- RTX 3060Tiの消費電力は?
-
RTX 3060Ti搭載のグラフィックボード消費電力は約200W。
NVIDIAが公表しているシステム電力要件は600Wです。
グラボへの補助電源で8-pinのコネクタが1つ必要になります。
- RTX 3070の消費電力は?
-
RTX 3070搭載のグラフィックボード消費電力は約220W。
NVIDIAが公表しているシステム電力要件は650Wです。
グラボへの補助電源で8-pinのコネクタが2つ必要になります。
>>RTX 3060、RTX 3060Ti、RTX 3070搭載のゲーミングPCを見る
結局どのグラボにしたらいいの?
グラフィックカードはGPUの種類が多く、どれが良いのか選びにくいですよね。性能の良いGPUは、価格が高くなってしまいますし。そこで、各グラフィックカードがどのような使い方に向いているかまとめました。
- 遊ぶゲームが決まっていて、価格を抑えるならRTX3060
- 軽いゲームから重たいゲームまで、いろんなゲームを遊びたいならRTX3060Ti
- モニターがWQHDの方、予算に余裕があって静音性を求めるならRTX3070
それぞれ解説していきます。
遊ぶゲームが決まっていて予算を抑えたいならRTX 3060

ApexやVALORANT、FF14など動作の軽いゲームで遊びたい!そんな方はRTX3060で問題ありません。
FF15やCyberpunk 2077のような重たいゲームでも、グラフィック設定を調整すれば十分遊ぶことが可能です。
RTX 3060の性能をfps計測しているので、そちらの記事も参考にしてください。
RTX 3060はRTX 3060TiやRTX 3070に比べれば性能は低いですが、フルHD限定で予算を抑えるなら選択肢として十分候補に挙げられます。
できるだけ予算を抑えたい方はRTX3060で検討すると良いでしょう。
>>RTX 3060搭載のゲーミングPCをこちらの記事で詳しく解説しています。
いろんなゲームを快適に遊びたいならRTX 3060Ti

モニターがフルHD(1920 x 1080)なら、RTX3060Tiのグラフィックボードが搭載されたPCでほとんどのゲームが快適に遊べます。
ゲーミング性能はRTX3060よりRTX3060Tiの方が20%~30%高い値を出しており、重たいゲームでも快適に遊べる結果となりました。
軽いゲームから重たいゲームまで、いろいろなゲームで遊びたいならRTX3060Tiで検討すると良いでしょう。
>>RTX 3060Ti搭載のゲーミングPCをこちらの記事で詳しく解説しています。
モニターがWQHDならRTX 3070

モニターがWQHD(2560×1440)より大きいなら、RTX3070以上で検討がおすすめ。RTX3060Ti以下のグラボで高fpsを出すのはパワー不足を感じる可能性が高いです。
フルHDの結果を見ると、RTX3070はベンチマークやfps計測で一番高い数値を出しています。しかし、RTX3060Tiに対して劇的なスコアの向上は見られず、5fps~10fps程度の違い。ゲームによってはRTX3060Tiと変わらない結果となりました。
消費電力やコストパフォーマンスを考えるとフルHDモニターならRTX3060Tiの方が使い安い印象ですが、1点大きな違いがありました。
RTX3060Tiに比べ、とても静か。大幅な静音性が得られます。
同じゲームで同じシーンをプレイしたとき、RTX3060Tiは熱が75~80度まで上がるのに対し、RTX3070は60度前後で動いていました。当然、ファンの回転数も少なく音が静か。
RTX3060Tiのファンの音に比べてとても静音性が高かったです。
特に重たいゲームをプレイしたい方は、予算が上がってしまいますが静音性を考えてRTX3070も検討してみると良いでしょう。
予算と遊ぶゲームのバランスを見てどれを選ぶか決めてくださいね。
>>RTX 3070搭載のゲーミングPCをこちらの記事で詳しく解説しています。
RTX 3060・RTX 3060Ti・RTX 3070搭載のゲーミングPC
この記事で紹介したようにグラフィックボードをRTX3060以上にすることで、ほとんどのゲームが快適に遊べます。(ゲームの設定にもよります)
BTOパソコンショップ各社から、おすすめのゲーミングPCを紹介しますので参考にしてください。
すぐにゲーミングPCが見たい方はこちらからどうぞ
RTX3060 搭載ゲーミングPC(設定次第でほとんどのゲームが快適!)
メーカー 商品名 | 仕様 | 価格 | 評価 | 備考 |
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RX3060の中で 一番おすすめ! ![]() STORM PG-PH12 | CPU:Core i5-12400 グラボ:RTX3060 チップセット:B660 SSD:NVMe 500GB メモリ:DDR4 16GB 電源:850W(80PLUS GOLD) | 164,000円 | 別途送料2,200円必要。 | |
![]() FRGXB660/WS901/NTK | CPU:Core i5-12400F グラボ:RTX3060 チップセット:B660 SSD:500GB NVMe メモリ:DDR4 16GB 電源:600W(80PLUS BRONZE) | 144,800円 | 別途送料が2,200円~4,400円必要。 | |
![]() G-GEAR GA5J-B221/B2 | CPU:Core i5-12400 グラボ:RTX3060 チップセット:B660 SSD:NVMe 500GB メモリ:DDR4 16GB ドライブ:DL対応 DVDスーパーマルチ 電源:500W(80PLUS BRONZE) ※電源容量のアップグレード検討が必要です。 | 168,500円 | 別途送料が2,200円~4,400円必要。 | |
![]() GALLERIA RM5C-R36 | CPU:Core i5-12400 グラボ:RTX3060 チップセット:B660 SSD:500GB NVMe メモリ:DDR4 16GB 電源:550W 静音電源 (80PLUS BRONZE) | 154,980円 | 別途送料が3,300円かかります。 沖縄・離島は送料6,600円です。 | |
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![]() ツクモ G-GEAR GA5J-B221/B2 | CPU:Core i5-12400 グラボ:RTX3060Ti チップセット:B660 SSD:500GB NVMe メモリ:DDR4 16GB 電源:750W(80PLUS GOLD) | 187,200円 | 別途送料2,200円~4,400円必要。 | |
![]() ドスパラ GALLERIA RM5C-R36T | CPU:Core i5-12400 グラボ:RTX3060Ti チップセット:B660 SSD:500GB NVMe メモリ:DDR4 16GB 電源:650W 静音電源 (80PLUS BRONZE) | 174,980円 | 別途送料が3,300円かかります。 沖縄・離島は送料6,600円です。 | |
![]() マウス コンピューター G-Tune HM-B-3060Ti-L | CPU:Core i5-12400 グラボ:RTX3060Ti チップセット:B660 SSD:500GB NVMe メモリ:DDR4 16GB 電源:700W(80PLUS BRONZE) ※メモリスロットは2つです。 | 209,800円 | 別途送料3,300円必要です。 |
RTX3060 Tiならこの3機種!
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![]() FRGAH670/WS1102/NTK | CPU:Core i7-12700F グラボ:RTX3070 チップセット:H670 SSD:1TB NVMe メモリ:DDR4 32GB 電源:850W(80PLUS GOLD) | 209,800円 | 別途送料2,200円~4,400円。 | |
![]() | CPU:Ryzen 7 5700X グラボ:RTX3070 チップセット:AMD B550 SSD:1TB NVMe メモリ:DDR4 16GB 電源:750W(80PLUS GOLD) | 217,100円 | 別途送料が2200円~4400円。 | |
![]() ドスパラ GALLERIA XA7C-R37 | CPU:Core i7-12700 グラボ:RTX3070 チップセット:H670 SSD:1TB NVMe メモリ:DDR4 16GB 電源:650W(80PLUS BRONZE) | 229,980円 | 別途送料が3,300円。 沖縄・離島は送料6,600円です。 | |
![]() マウス コンピューター G-Tune XM-B | CPU:Core i7-12700F ※水冷クーラー グラボ:RTX3070 チップセット: B660 SSD:1TB NVMe メモリ:DDR4 32GB 電源:700W(80PLUS BRONZE) | 309,800円 | 別途送料3,300円必要です。 |
他社比較で断トツのコスパ!RTX3070搭載パソコンはこちら!
グラフィックボードの上位グレード、RTX 3080のfps計測結果はこちらの記事で公開しています。
Intel Core i5-13600(13世代)が搭載されたゲーミングPCはこちらの記事で紹介しています。
Intel Core i7-13700(13世代)が搭載されたゲーミングPCはこちらの記事で紹介しています。
フルHDならRTX 3060 Tiが使いやすい
この記事で紹介したように、フルHDモニターならRTX 3060 Tiが搭載されているPCがおすすめです。

価格的にも16万~20万円以内に収めることができますし、ほとんどのゲームが快適にプレイできます。
WQHDや4Kモニターを使うなら、RTX 3070やRTX 3080搭載のゲーミングPCでさらに快適になりますが、予算も高くなっていきます。
グラボの違いでどのぐらい性能に差が出るか気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。
ベンチマークに使ったゲーミングPC

ナオのゲーミングデバイスはBTOパソコン専門ショップSTORMのゲーミングPCを使っています。
グラフィックボードのみ差し替えてベンチマークの計測をしました。
PCのスペック紹介をしますので参考にしてください。
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Windows 11 64ビット home |
CPU | Intel Core i5-12600KF(10コア/16スレッド 3.7GHz) |
CPUクーラー | 水冷式クーラー(MSI) |
メモリ | 16GB |
マザーボード | PRO B660-A DDR4(MSI) |
GPU | Nvidia GeForce RTX 3060 |
SSD | M.2 Gen3 500GB |
電源 | 850W (80PLUS Gold) |
備考 | マザーボードのM.2スロットは2つ。両方Gen4対応です。 |
型番 | STORM PG-WG12(販売終了しています) |
BTOパソコンではドスパラやマウスコンピューターが有名ですが、STORMの方がコスパが良い製品が多くあります。
STORMのゲーミングPCは基本的に850W (80PLUS Gold)の電源が搭載されている特徴があり、他社と比較してもパーツ構成のコストパフォーマンスが高いゲーミングPCを販売しています。
STORMは知名度が高くありませんが、メールの返事も早く丁寧な対応をしてくれます。
納品書と保証書、ケーブル類やネジは納品されますが、各パーツの箱や説明書は付属しません。パソコンが全くの初心者の方は不安に感じるかもしれませんが、基本的なセットアップは全て完了した状態で納品されるので届いたその日からパソコンを使うことができます。
説明書が無くても大丈夫!という方は、コスパの高いSTORMを検討してみてください。
使用しているモニターはFullHDの165Hzです。
- 使用モニター:Acer VG270Sbmiipfx
- 概要:27インチFullHD(1920×1080) リフレッシュレート165Hz
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